【Illustrator】特色2色の印刷用データを作るワークフロー(一例)

【Illustrator】特色2色の印刷用データを作るワークフロー(一例)|スタジオ・ボウズ Illustrator

オンラインプリントによる安価なプロセスカラー(CMYK)印刷が普及し、特色プリント用のデータ作成をする機会も減りました。しかし全くないわけではなく、忘れかけた頃に依頼が来たりします。

このページでは自分の備忘も兼ねて、特色2色の印刷用データを作るワークフローについて解説します。

まず前提として仕様の確認

まず納品先の制作会社さんや印刷会社さんに、データの仕様について確認します。いわゆるローカルルールや特殊な手法が混じっている可能性があるため、その点含めて擦り合せておきます。

ここで紹介するワークフローもあくまで一例です。

ざっくりの作業の流れ

今回解説する作業の流れは下記です。

  1. 使用する特色を確認(納品先との相談)
  2. 使用する特色の近似色プロセスカラーでデザイン制作
  3. 校了後、近似色をプロセスカラー2色に置換、2版データにする
  4. 納品へ



使用する特色の近似色プロセスカラーを確認

まず納品先から指定されるであろう特色と、その近似色のプロセスカラーを確認します。データ作成はこの近似色を使って行います。

DICの場合、公式に「カラーガイド情報検索」のサービスが利用できます。色番号を入力・検索することで、近似のCMYKやRGBがわかります。

使用する特色の近似色プロセスカラーでデザイン制作

このページでは、下記の特色とその近似色を例として解説します。この2色のプロセスカラーでデザイン制作していきます。

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使用するカラーをスウォッチに登録

使用するカラーをスウォッチに登録しておくと便利です。

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すべて指定色で

当然ながら、この指定2色のみで制作します。カラーパネルのスライダーを使い、濃淡は%で、ホワイトは0%で指定します。

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校了後、近似色をプロセスカラー2色に置換、2版データにする

2色印刷のため、このデータをプロセスカラーのいずれか2色に置換します。ここでは下記のように置換します。これで2版のデータになります。

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スウォッチパネルから置換

登録したスウォッチをプロセスカラー1色に置換する方法は、スウォッチパネルから。「CMYK」を選択し、置換するカラー以外を0にします。

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カラーの対応を通知

何らかの方法で、プロセスカラーと特色の対応を納品先に通知します。

今回の例の場合、「M(マゼンダ)版はDIC 2495sで」「C(シアン)版はDIC 2350sで」といった具合です。これにより印刷では、M版・C版それぞれに特色が割り当てられる手筈になります。



まとめ

【Illustrator】特色2色の印刷用データを作るワークフロー(一例)|スタジオ・ボウズ

以上、特色2色の印刷用データのワークフローでした。

繰り返しになりますが、このページの解説はあくまで一例です。指定された仕様をしっかり確認し、納品先と擦り合せをしながら進めましょう。

Photoshopで画像を特色1色に変換する方法については下記ページをご覧ください。

写真を特色1色に変換する方法 | スタジオ・ボウズ

【Photoshop】写真を特色1色に変換する方法

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