なんか、尻尾下がってない?
元気な時はいつもピン立ちしていることで有名な(?)、柴犬の尻尾。感情表現を司っており、怖がっている時などは下がることはよく知られています。
ところが先日、うちの柴様の尻尾の角度が、怖がっているわけでもないのに、微妙に下がり気味になっていることに気付きました。
通常は尻尾の先が背中にくっ付いているぐらいなのですが、直立の状態に。
ご飯を食べている時や何かの匂いを嗅いでいる時など、何かに集中している時などは、地面と水平かそれより下がり気味。
お尻に隠れるほど下がるわけではなく、本当に微妙に下がり気味。
どこか具合が悪いのかなと思いましたが、ご飯もいつもどおりに食べるし散歩中も元気そのもの。
痛がってる様子もなく、ぐったりするようなこともありません。
ただし以前から「痛い」という感情表現があまりうまくできなそうな子のため、本当は痛いかもしれない…と、心配性な人間たちは、動物病院で診てもらうことに。
診てもらった結果…捻挫!?
結論から言いますと、「捻挫」? もしくはそれに類する症状ではないかと診断されました。
「レントゲンを撮ってもなにも映らないかもしれませんが、それでも撮りますか?」と先生に尋ねられ、あまり躊躇なく「お願いします」。
その結果も特に異常がなく、骨や関節に問題はなさそう、とのこと。
そうなると炎症系か捻挫か、という診断になりました。
痛み止めを処方すると…
対症療法ですが、痛み止めを処方されました。これを毎日1錠(時間指定なし)服用。
すると効果があったのか、1回目の服用から徐々に尻尾角度が復活。
初回服用から1日も経つと、いつもどおりの角度とフリフリに戻りました。
結局、知らないうちにどこかにぶつけたたり寝相の悪さで痛めたのでは、という結論になりました。
なんだかズコーな結末ですが、まあとにかく大事ではないということで胸をなで下ろしました。
尻尾の異常から読み取れること
尻尾は感情表現だけでなく、体調のバロメーターでもあります。
あくまで一般論ですが、尻尾がずっと下がっていることの原因には、下記のようなものが考えられます。症状が長引いたり改善しないようであれば、動物病院でしっかり診てもらうことが大切です。
不安・恐怖
尻尾が下がっていることで、一番よくあるのは怖い・不安を感じている状態であること。こういう場合はそうした不安・恐怖を和らげてあげましょう。
体調不良
どこか体調が悪くテンションが上がらない、という場合も尻尾が下がった状態になるケースがあります。ご飯を食べなかったり元気がないという場合は、尻尾そのものより、別の部分に原因があるケースもあるそうです。
骨折や神経系の病気
うちの柴様でも一番疑われたのがこれ。骨折でそもそも上げられない場合や、椎間板ヘルニアといった神経系の障害による痛みで尻尾が上げられないというケースがあるそうです。
症状でググるな。かかりつけ医へ
しかし素人考えでいろいろ類推しても、心配は募るだけ。
ググるのはそこそこにして、かかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。