「acmailer」は、サーバにインストールして使用する、CGI型のメール配信システムです。
無料ながら広告が付いてしまう、高機能だが有料…そういうサービスが目立ちますが、このacmailerは利用は無料にも関わらず、メルマガ配信に必要な機能をほとんど網羅。
予算がない、小規模で始めたい、という場合にはおすすめです。当ページではその設置方法について解説します。
1. acmailerをダウンロード
CGI版をacmeilerのサイトより、ファイル「install.cgi」をダウンロードします。
2. インストール用のディレクトリを作成しアップロード
インストールしたいサーバにディレクトリを作成、「install.cgi」をアップロード。それぞれにパーミッションを設定します。
ディレクトリ | install.cgi | |
---|---|---|
ファイル名 | acmailer3 ※任意の名称でOK |
install.cgi |
パーミッション (suEXEC環境) |
755 or 700 or 705 ※プロバイダー推奨環境による |
755 or 700 or 705 ※プロバイダー推奨環境による |
3. アップロード先にブラウザでアクセス
アップロードした先にアクセスします。
この時、エラーでアクセスできない時は、パーミッション設定を変更するなどしてみてください。
4. 初期設定画面に従ってインストール
説明に従って進むと、インストールされます。インストールに成功すると初期設定画面が表示されますので、ID、パスワード等を設定します。
これでインストール完了です。
5. acmailerのメリット
とにかく無料
メルマガ配信の際に費用はかかりません。(もちろんサーバ料金は別途必要ですが…)
メールマーケティングの機能を搭載
ターゲティング予約や予約配信などの機能が使えるため、メールマーケティングに取り組みたい個人事業主や小規模事業者には適しているかもしれません。
6. acmailerのデメリット
サーバを用意・設定する必要がある
設置するサーバやファイルアップロードが必要です。それに関する知識のない人には、運用は難しいかもしれません。
すべてのサーバで動作するわけではない
レンタルサーバーによっては、CGI等のスクリプトからメールを送る行為自体を禁止・制限している理由などから、動作しない場合があります。
インストール前に動作環境をチェックしておきましょう。
著作権表示が必要
無料版を使用する場合、ユーザーの配信登録・解除画面等で著作権表示が必要になります。サイトのブランディングをしっかりさせたい場合は、若干マイナス面かもしれません。
ただし、有料版(16,000円)を購入すれば、著作権表示義務はなくなります。
以上、acmailerの設置方法のご紹介でした。