Adoライブ初参戦。結論としては大満足だったけれども。
MCの内容がネガティブということで話題になっている。個人的にはそれが大きな不満とまでは感じなかったけれど、受け取り方はいろいろあるもんだと、月並みな印象とともに、引っかかるところではあった。
その長さではなく内容に。MCばかりあげつらうのもどうなのさと思いつつ、その「暗さ」に面食らったことは確か。
聞いていて、喋るのが苦手なんだなというはわかる。たどたどしく、落ち着かない感じ。あの低いトーンで、低い自己評価の吐露。
周囲の評価と内面の乖離。その苦悩、わからなくはない。いや、簡単にわからない懊悩を抱えてるんだろうという想像しか、できない。
「それがAdoだから」と他者がキャラ付けしてしまうのは、なにか違う。
ただ、ほぼすべてを通じてネガティブな語りが続いた点には、少し違和感があった。等身大の言葉やありのままの姿勢は大切だが、ライブはショーでもある。MC・演出も含めた総体である。
Adoは紛れもなくスターである(この表現自体おっさんくさくて嫌だが、他に思いつかない)。誰でもがなしえない大舞台の数々に立っている。その立場にあって、低い自己評価を語る。そのギャップに萌える人もいる一方で、戸惑う人も等しくいるだろうと思う。
ベテランでもMCは苦手・好きじゃないと言うアーティストは珍しくない。だからこそ、予め用意された、飾られた言葉で語ることもある。それもまたありのままではないかと思う。予め作られた言葉が悪いとは全然思わない。
もっと客を煽って盛り上げるとか。「遊びじゃないんですよー!!! 遊びに来てると思うけど」そういうのが楽しいんですよ、ライブって。そういうのもっと頂戴とは思ったのが正直なところ。
ロックやメタルのライブに行くことが多いので、口の悪いMCもよくある。「You guys are so quiet. sleeping?(お前ら静かだな。寝てんの?)」とか。口は悪くしなくていいけど。あと関西勢としては大阪ネタを挟むとかあってもよかったなあ。。。歌声に満足したので、強いて言えばやけど。
らしさを大事にするということは良いかもしれませんが、ただそれがちゃんと自己満じゃなくて他の人から見ても形になっていないと意味がないですね。…
— Ado (@ado1024imokenp) November 26, 2025
賛否両論、毀誉褒貶。SNSには渦巻いているけど、それはスターだからこそじゃないですか。ファンの声に向き合っている様子は、ちょっと真面目すぎないかと思えるほど。
暴力的なまでのシャウト、唸り、ガナリ、年に何度ものライブを重ねるハードワーク。これらがずっと続くわけではない。
「歌は練習すれば上手くなるが、生まれ持った声質は他が真似できない天賦のもの」とは、誰かが言った言葉。これももしかしたら変わっていくかもしれない。
だからこそこれからのAdoどう変化していくのか、その瞬間瞬間を見失ってはいけないと思える、初参戦だった。
とても満足で、次回の横浜スタジアムもチケット当ってくれと願っているひとりです。とりあえず、宿は確保しました。
おっさんになるとね、若い子がネガティブになってると心が痛くなるんです。ネガティブで居続けるには人生は長すぎる。だから、誇らしく高らかに、ステージに立ってほしいなと思っています。


